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STORY OF THE BOOK
"We Are Flowers"
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野菜や果物にも花が咲く
野菜や果物にとって一番華やかなのは
色とりどりの花が咲く時期。
「野菜も果物も植物だから花が咲くんだよ」と言われて、そりゃ当たり前だ!と思う方もいると思いますが、実際に目で見たことがない花もあるかと思います。トマトや苺、茄子の花などは思い浮かぶけれど、知らないものもきっとある。たとえば、ごぼうの花って、どんな花か知っていますか?
以前ブロッコリーを育てたことがありました。収穫のタイミングがわからず野放しにしていたら、とんでもないことに。といっても花が咲いただけなのですが、その咲き方といい、姿といい、見た目がとてもワイルド。それがきっかけで、ブロッコリーのどの部分を普段食べているのかということを知るきっかけにもなったのです。スーパーなどでは食べられる状態の姿しか目にすることがないので、「自分で育てる」ことで植物としてのはじまりや終わりを偶然にも身をもって感じることができました。この経験もあり、本にはブロッコリーの花も描かれています。ちなみにブロッコリーはアブラナ科なので、菜の花が咲くんです。
もちろん野菜や果物の種類によっても花も咲き方も異なります。
果実がなる前に咲く花もあれば、花が咲く前に収穫してしまうので花すら咲かせずに食卓へと運ばれる種類もあります。それでも、花は植物にとって一番華やかな時期。その華やかさや甘い蜜に虫たちが集まり、生命のサイクルが生まれます。次の種を残すために咲く花は、どの花もみんなとっても素敵なんです。(まるで某アイドルグループのあの曲みたい)
今回はミコト屋に並ぶ青果を中心に全部で20種。どの花がいいか、ミコト屋チームと相談しながら絵にしていきました。本を開いたら、まず右側の花の絵を。そしてページをめくると花の持ち主を知ることができる構成になっています。何の花か、想像しながらぜひ見てみてください。
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